中国仕入れで個人輸入したいならEMSを選びましょう
中国からの個人輸入は、リーズナブルな価格で幅広い商品を手に入れられるため、最近とても人気があります。
特に、日本では入手しづらい商品や格安のアパレル、家電製品を購入する際によく利用されています。
しかし、個人輸入を成功させるためには、税関での手続きや申告価格、適切な発送方法の選定など、いくつか注意すべきポイントがあります。
本記事では、個人輸入を成功させるための具体的な手順や、注意すべき点について詳しく解説していきます。
目次
1.中国からの個人輸入について
中国からの個人輸入の大きなメリットは、日本国内での販売価格に比べて商品のコストが抑えられることや、
珍しい商品、日本未発売の商品が手に入りやすいことなどが挙げられます。
しかし、個人輸入には注意が必要な点もあります。
まず、輸入品に関しては、日本の税関を通過する際に関税や消費税が課されることがあります。
商品やその価格によっては、思わぬ出費が発生することもあるため、事前に税金や手数料について理解しておく必要があります。
さらに、発送方法や申告価格を適切に管理しなければ、場合によっては商用輸入とみなされ、想定外で追加の費用がかかることも。
個人使用目的での輸入であっても、申告内容に不備があれば税関で問題になることがありますので、この記事を参考に、注意しておきましょう。
最近では、中国輸入代行業者を活用して個人輸入を行う人も増えています。
代行業者を利用することで、言語の壁や輸入手続きの複雑さを解消し、よりスムーズに商品を入手できるようになります。
今回は輸入代行行者である中国仕入れのさくら代行が、プロの立場から個人輸入について詳しく解説いたします。
個人輸入は便利でコスト面でのメリットが大きい反面、適切な知識や手続きが求められる側面もあります。
正しい情報を元に、リスクを最小限に抑えながら賢く活用していきましょう。
2.申告価格とは
申告価格とは、一言で言えば商品を輸入するにあたってかかるすべての料金のことです。
輸入する際には、税関に対して輸入商品の価値を申告しなければなりません。
この価格に基づいて、関税や消費税、通関手数料などが決定されるため、正確な申告が必要です。
1.申告価格の内訳
申告価格は、輸入にかかる料金の総額として計算されます。以下は、輸入代行行者を利用し、中国から商品を輸入した場合の申告価格の例です。
・商品の購入価格
実際に支払った商品の価格のことです。
これは、請求書や領収書などで証明できる金額です。
・中国国内でかかった送料
中国国内での商品の輸送にかかった費用のことです。商品を購入後、一度作業を行うために輸入代行行者が定める中国の住所に届けられます。また、作業が終わってから港や空港などへの移動にかかる費用も含まれます。
・検品やオプション料金
依頼を受けて、輸入代行業者が中国国内で行う検品やオプションの作業にかかる費用のことです。
(オプションには、袋を入れ替えたりタグをとりつけるなどの作業が挙げられます。)
・輸入代行手数料
輸入代行業者を利用した際にかかる代行手数料のことです。
・国際送料
中国から、日本の購入者の元へ商品が輸送される際にかかる費用のことです。
これらを合計した金額が、税関に対して申告される「申告価格」として扱われます。
2.申告価格の上限
日本における個人輸入には、申告価格に基づく関税や消費税の免除基準があります。
たとえば、現在の規定では、個人輸入品にかかる申告価格が 16,666円以下 の場合、消費税や関税が免除されることが多いです。
ただし、商品によっては関税や特別な税率が適用される場合もあるため、事前に税関のガイドラインを確認しましょう。
3.商用ルートと非商用ルート
中国から商品を輸入する際には、商用ルートと非商用ルートの2つの主要な配送方法があり、これらの違いによって税関での扱いや手数料が異なります。
個人輸入者にとって、正しいルートを選択することは輸入コストや手続きの簡略化に大きく関わってくるため、理解しておくことが重要です。
1.違いは発送方法
- 商用ルート(貨物輸送)
商用輸入の場合、主に貨物輸送が利用されます。
この輸送方法は、企業間取引や大量の商品を取り扱う際に一般的で、大規模な商業取引を対象としています。
商用ルートでは、船便や航空便などを利用し、大口輸送が行われることが多いです。日本郵便以外の輸送方法のほとんどが当てはまります。
- 非商用ルート(小口配送)
非商用ルートは、個人輸入や少量の配送に利用される方法で、主にEMS(国際スピード郵便)や国際宅配便などが使われます。
個人使用目的で少量の商品を輸入する際には、このルートが一般的です。
2.個人輸入するなら非商用ルート
個人輸入を行う際は、できる限り非商用ルートを利用することがおすすめです。
非商用ルートを利用する最大の利点は、通関手続きが商用ルートよりも簡素であることです。
商用輸入では、大量の商品や高価な商品を扱うため、詳細な書類や手続きが必要ですが、
非商用ルートでは個人使用を前提としているため、こうした複雑な手続きが要りません。
そのため、申告や通関がスムーズに進み、輸入がより簡単に行える点が魅力です。
さらに、非商用ルートでは輸送費が比較的低く抑えられる傾向にあります。
少量の輸送や個人使用の範囲内での輸入であれば、手頃な輸送手段が利用でき、コストを大幅に削減することができます。
また、商品の申告価格が16,666円以下であれば、関税や消費税が免除されることが多く、非商用ルートでの輸入はこうした免除の恩恵を受けやすくなります。
3.個人輸入したいのに間違えて商用ルートで発送したらどうなる?
⚠︎追加の関税や手数料が発生する
商用ルートで輸送された商品は、商業目的とみなされるため、通常より高い関税や手数料が課される可能性があります。
個人使用のつもりの輸入であっても、商業輸入として扱われると、予期しない費用(関税+輸入消費税+申告手数料など)が発生することになります。
⚠︎輸入手続きが複雑化する
商用輸入とみなされる場合、通関手続きが複雑化し、通常の非商用ルートよりも詳細な書類が求められる可能性があります。
例えば、輸入許可証や商業インボイスの提出が必要となり、時間と手間がかかる場合があります。
⚠︎税関による検査が厳しくなる
商用ルートで商品が輸送された場合、税関は商業取引とみなして厳格な検査を行うことが多く、商品の確認や保留が発生するリスクが高くなります。
そうなると、商品が予定よりも長く税関に留まる可能性があり、輸入品の受け取りが遅れることが考えられます。
★対応策
もし商用ルートで発送されてしまった場合には、できるだけ早く税関に連絡を取り、状況を説明しましょう。
また、商業インボイスではなく、個人使用を証明する書類を提示することで、非商用輸入として扱われるよう交渉することもできます。
4.商用輸入と見なされないためのポイント
1.EMS(国際スピード郵便)で発送する
個人輸入で商用輸入と見なされないための効果的な方法の一つが、EMS(国際スピード郵便)での発送を選ぶことです。
EMSは簡易申告が適用されるため、個人輸入とみなされる確率が高く、商用輸入として扱われるリスクを低減できます。
それは、通常EMSを利用した発送は少量の荷物や個人使用目的の商品に適しているためです。
さらに、EMSは手続きが比較的シンプルで、早く通関するのを期待できる点もメリットの一つです。
2.商用輸入として見なされるケースを避ける
個人輸入の場合、商品の数量が少なく、個人使用を前提としていることが前提条件となります。
商用輸入と見なされるリスクを避けるためには、輸入の際に税関が商用目的かどうかを判断する基準を理解しておくことが大切です。
以下は、商用輸入と見なされる一般的なケースです。
⚠︎同一商品を大量に輸入する
同じ商品を短期間に大量に輸入すると、税関はその商品が個人使用目的ではなく、商業目的であると判断する可能性があります。
⚠︎再販可能な商品を頻繁に輸入する
再販目的で仕入れている可能性がある商品(例:ブランド品、家電、アパレルなど)を頻繁に輸入した場合、商用輸入と見なされやすくなります。
⚠︎高額商品の輸入
1回の輸入で高額な商品を輸入する場合、個人使用ではなく、販売目的とみなされることがあります。例えば、電子機器や高級ブランド品などです。
★こういったケースを避けるためには
購入する商品を個人使用目的に限定し、数量や購入頻度を調整することが大切です。もし税関で商業目的と疑われると、追加の手数料や税金が発生するだけでなく、輸入品が差し押さえられるリスクもあります。そのため、輸入の際には、個人使用であることを証明できるように、購入履歴や使用目的の記録を保管しておくことが有効です。
5.効果的な中国輸入代行の利用方法
1.信頼できる代行業者を選ぶ
代行業者はたくさんありますが、信頼性が高く、過去の利用者から良い評価を受けている業者を選ぶことが望ましいです。
業者の信頼性は、口コミやレビュー、実績などで確認することができます。
特に、手数料やサービス内容が明確に示されていることが大事で、不透明な費用が発生しないように事前に確認しておくべきでしょう。
2.代行サービスの範囲を理解する
輸入代行業者は、商品の購入から検品、発送、通関手続きまでを代行してくれますが、業者ごとにサービス内容が異なります。
たとえば、商品の検品やまとめての発送が含まれる業者もあれば、追加料金が必要な場合もあるので、
どの範囲までサポートしてくれるかを事前に把握しておくことが大切です。
3.適切な代行手数料を見極める
輸入代行業者を利用する際には手数料が発生しますが、あまりに安い手数料はサービスの質に影響する可能性もあります。
代行手数料が合理的であるか、また手数料に見合ったサービスを行っているかどうかをよく確認することが、後々のトラブルを避けるために必要です。
4.コミュニケーションをしっかり取る
代行業者とのコミュニケーションも、輸入プロセスを円滑に進めるための鍵となります。
商品に関する具体的な要望や発送方法、検品の内容などを事前に業者としっかり話し合うことで、誤解やトラブルを未然に防ぐことができます。
言語の問題がある場合には、日本語に対応している業者を選ぶことで、スムーズなコミュニケーションを行うことができるでしょう。
5.トラブル時の対応力を確認する
輸入品に関しては、検品ミスや商品破損、発送の遅延など、予期せぬトラブルが発生することもあります。
そのため、代行業者がどのようにトラブル対応を行うか、事前に確認しておくとよいでしょう。
保証や返品ポリシー、補償の有無など、トラブル時の対応力がしっかりしている業者を選ぶことで、安心して輸入代行サービスを利用できます。
中国輸入代行業者である「中国仕入れのさくら代行」は、輸入代行業者の中でも老舗として長年にわたる実績を誇り、多くの事業者様からの信頼を得ています。
透明性の高い料金体系を採用しているほか、豊富なオプションもあり、事業者様の細かな要望にも対応しております。
日本語が堪能なスタッフも多数在籍しており、やりとりはすべて日本語で行えます。
万が一トラブルが発生した際にも、手厚いサポートを行い、トラブルを迅速に解決できるよう支援いたします。
日本国内(大阪)には対面でご相談いただける窓口も設けており、直接サポートを受けられる環境を整えています。
初めての輸入でも、不安なくご利用いただけるよう、全力でサポートいたします。
「中国仕入れのさくら代行」は、お客様の満足を第一に考え、信頼できる輸入パートナーとして、あらゆるニーズにお応えします。
安心・安全な輸入をお考えの方は、ぜひ当社のサービスをご利用ください。
中国仕入れのさくら代行
料金体系:https://www.sakuradk2.com/web_view/home/user/roles/
利用規約:https://www.sakuradk2.com/Help/Detail/301
6.まとめ
いかがでしたか?
中国からの個人輸入は、コストを抑えつつ豊富な商品を手に入れるための魅力的な手段です。
ただし、成功するためには、適切な申告価格の設定や発送方法の選択など、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
特に、申告価格を16,666円以内に抑え、EMS発送を利用することで、商用輸入と見なされるリスクを低減し、関税や消費税を免除される可能性も高くなります。
また、信頼できる中国輸入代行業者を活用することで、言語の壁や面倒な手続きを気にせず、輸入のプロセスをスムーズに進めることができます。
代行業者のコミュニケーション力や、トラブル発生時の対応力を確認することで、より安心して輸入を行うことができるでしょう。
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
中国仕入れのさくら代行 https://www.sakuradk2.com
さくら代行は日本と中国に拠点を持ち、事業者様の代わりに中国国内の全ての業務と日本への納品(FBA直送含む)を行うことを使命としております。中国輸入販売をお考えの方は是非さくら代行サービスをご利用くださいませ。